2011年9月26日月曜日

コリアンダー


花言葉は、『隠れた美点』。
古い歴史を持つハーブの1つ。
旧約聖書の出エジプト記には、「ハチミツで作った焼き菓子のような香り」と記されている。
また古代ローマ人は、豊穣の女神ケレスを祭る祝いの際に、コリアンダーを基にした催淫剤を作っていた。
中国では、コリアンダーの種子を食べると不老不死の効果があると言われる。

コリアンダー         セリ科 コリアンダー属
Coriandrum sativum L.  俗名: アラブのパセリ
語源:ギリシャ語
Coriandrum: koris - 嫌悪感を催すカメムシ
sativum: 耕作された

【薬効】
消化器系の疾患(消化不良・胃腸内のガス滞留)を和らげ・促進する。
また鎮痙・催淫・健胃剤・咳止め・吐き気防止などの効果もある。

【利用法】 葉・種子・オイル
〈お茶〉カップ1杯にティースプーン1杯の種子。熱湯に10分蒸らし置く。
    その後、漉して、お好みでハチミツで味付け。毎食後1杯。

〈強壮〉新鮮な葉・茎をスープに。

〈腹痛〉カップ1杯に5・6粒の種子を入れ、湯冷ましにして。

〈目眩〉種を砕いて、その香りを嗅ぐと、目眩に効くと言われる。

〈ガーデニング〉混色するとアブラムシの予防、ハダニの害を減らす。
        アニスと混植すると両方の発芽促進。
        ただし、フェンネルと共に植えると負けて種子を減らす。
  
〈咳止め〉砕いた種子とハチミツを混ぜて。

〈ローション〉コリアンダーのローションは関節・筋肉の痛みに効く。