2015年1月31日土曜日

サフラン

Crocus sativus アヤメ科サフラン属

サフラン1gに、およそ160もの花が必要とされる。
太陽が昇る前、花が開く前に、人の手によって1つ1つ収穫する。
サフランは、いつの時代でも大変高価なもの。
それは妖精達にとっても同じ。
アイルランド、ケルトの妖精達はこのサフランだけを好んでいたと言われ、フランス、ブルターニュ地方にまつわる妖精モーガンはサフラン入りのパンが大好きとある。北欧神話に出てくる水の妖精オンディーヌは、魚料理にこのサフランで欠かさず香りを付けていたとか。



成分:リボフラビン、ビタミンB2、エッセンシャルオイル(サフラナ-ル:香りの主成分であり、抗酸化・抗ガン作用がある。)

【薬効】
消化促進、循環器系統の刺激、血圧降下、月経の調整などの作用がある。
昔、サフランは気分を陽気にさせるものと思われていた。
現在、科学の分野において、サフランは気分を調整するものと位置づけられている。
感情の高ぶり、動揺、不安、心配などの感情面でのバランスを取る。
ストレスの溜まっている状態において、士気を高めたり、イライラなど怒り易くなる症状を50%改善・回復させ、鬱病においては、25%もの改善・回復が見られるとある。
中国漢方では、落ち込んだり、鬱症状などの心理面でのバランスを調整するものとされている。

今日、栄養補助食品にこのサフランが利用される事が増えて来ている。

≪注意≫
過剰摂取に注意!1日に10g以上摂取すると、意識を失い神経系統に障害を引き起こす事がある。サフランは、長持ちしないので、収穫後1年以内に使い切る。