tag:blogger.com,1999:blog-58507875813675089162024-03-21T19:17:12.597+09:00薬草の世界マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.comBlogger101125tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-18022035214260641462015-04-17T21:03:00.001+09:002015-04-17T22:09:06.906+09:00バニラVanilla planifolia ラン科 バニラ属<br />
<br />
バニラの花の寿命ははかなく、たった一日。<br />
このバニラの甘い芳しい香りは、200種類以上もの芳香成分から成り立っており、その主成分となるのがバニリンである。<br />
1858年、フランス人の化学者であり、薬物学者であるThéodore Nicolas Gobley(テオドール・ニコラ ゴブレ)が、この主成分であるバニリンを発見した。<br />
バニラの品種は、現在、50種類以上もあり、Vanilla tahitenisis(タヒチ・バニラ)やVanilla pompoa(西インドバニラ)などがあるが、最も良品質なものは、Vanilla planifoliaである。<br />
バニラは受粉に媒介者(ハチ)が必要であり、栽培する際には、人の手で受粉させる必要がある。<br />
実が熟すには、およそ5~7カ月もかかる。<br />
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-9wIbgVefRr8/VTD2bFlpRUI/AAAAAAAAAO8/dpNzNeuuCWI/s1600/P1010085.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-9wIbgVefRr8/VTD2bFlpRUI/AAAAAAAAAO8/dpNzNeuuCWI/s320/P1010085.JPG" /></a><br />
成分:ポリフェノール(抗酸化)、エッセンシャルオイル(鎮静)<br />
<br />
【薬効】<br />
消化管機能の改善、消化促進、殺菌、鎮静、強壮などの作用がある。マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-15059684289950480742015-04-10T23:41:00.000+09:002015-04-17T16:54:00.555+09:00スペインカンゾウ(ヨーロッパカンゾウ)Glycyrrhiza glabra マメ科 カンゾウ属<br />
<br />
甘草の一種。ラテン名は、ギリシャ語に由来しており、glukosとriza、『甘い根』という意味。<br />
古代ギリシャ時代、スポーツ選手達の間では強壮剤として有名であったと言われ、<br />
古代エジプト人達は、ファラオ、王様の御墓に、この植物を手向けていた。<br />
中国漢方においては、紀元前のある書物に、すでにこの植物の事が記載されている。<br />
1世紀頃、古代ギリシャの医者であり、植物学者、薬理学者であったディオスコリデスは、傷を癒す癒創剤としての効果があると示していた。<br />
アイルランドで有名なギネスビールやフランスのお酒、パスティスにもこのスペインカンゾウが用いられている。<br />
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-ZUb-toilE3Q/VTC6x26VJVI/AAAAAAAAAOs/VGs3vZondhI/s1600/P1010075.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-ZUb-toilE3Q/VTC6x26VJVI/AAAAAAAAAOs/VGs3vZondhI/s320/P1010075.JPG" /></a><br />
左:乾燥した根 右:根から抽出した液で作られたキャンディ<br />
<br />
成分:フラボノイド、エストロゲン、プロゲステロン、タンニンetc<br />
<br />
【薬効】<br />
鎮咳、鎮痙、去痰、利尿、強壮、弛緩、ホルモン性の作用がある。<br />
又、胃痛や気管支炎、喉のイガイガを和らげる。<br />
アーユルヴェーダにおいては、腸壁の毒素を除去しながら、腸内を洗浄する作用があるとして利用されている。<br />
<br />
<外用><br />
膿瘍、ヘルペス、帯状疱疹に有効<br />
<br />
根を茹でた黒い抽出液をリコリス菓子製造に利用している。<br />
多くの緩下剤の基本成分でもあり、タバコ・ビール・ソフトドリンク・薬品・また消火器の発砲剤に利用されている。<br />
<br />
<b>≪注意≫<br />
妊娠中、高血圧、腎臓疾患、ジゴキシン系の薬を飲んでる患者に使用してはいけない。<br />
過剰摂取は、浮腫や血圧上昇を引き起こす。</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-13155189258215858142015-02-13T22:08:00.000+09:002015-02-13T22:08:57.321+09:00パプリカCapsicum annuum ナス科 トウガラシ属<br />
<br />
パプリカはピーマンと近似するトウガラシの一種で、辛いものもあれば辛くないもののある。<br />
ハンガリーでは、よく使われるスパイスで、16世紀にトルコから伝わった。<br />
インドやアフリカでもよく利用されるスパイスである。<br />
<br />
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-2K8ruS-qGJU/VN33BcVgJUI/AAAAAAAAANA/S3PMRThVAeY/s1600/P1000943.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-2K8ruS-qGJU/VN33BcVgJUI/AAAAAAAAANA/S3PMRThVAeY/s320/P1000943.JPG" /></a><br />
成分:ビタミンCが豊富、カロテノイド(殺菌作用)<br />
<br />
【薬効】<br />
殺菌、強壮、発汗促進などの効果がある。<br />
トウガラシ類は、血液の循環を促進し、末端血流を増加させ、また消化管系機能を促進する。<br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-60154112719775446122015-01-31T03:46:00.003+09:002015-01-31T04:13:11.143+09:00サフランCrocus sativus アヤメ科サフラン属<br />
<br />
サフラン1gに、およそ160もの花が必要とされる。<br />
太陽が昇る前、花が開く前に、人の手によって1つ1つ収穫する。<br />
サフランは、いつの時代でも大変高価なもの。<br />
それは妖精達にとっても同じ。<br />
アイルランド、ケルトの妖精達はこのサフランだけを好んでいたと言われ、フランス、ブルターニュ地方にまつわる妖精モーガンはサフラン入りのパンが大好きとある。北欧神話に出てくる水の妖精オンディーヌは、魚料理にこのサフランで欠かさず香りを付けていたとか。<br />
<br />
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-wg7ZxIfdVfE/VMvRUpQ7isI/AAAAAAAAAMs/JhqXDDv7o8Q/s1600/P1000172.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-wg7ZxIfdVfE/VMvRUpQ7isI/AAAAAAAAAMs/JhqXDDv7o8Q/s320/P1000172.JPG" /></a><br />
<br />
成分:リボフラビン、ビタミンB2、エッセンシャルオイル(サフラナ-ル:香りの主成分であり、抗酸化・抗ガン作用がある。)<br />
<br />
【薬効】<br />
消化促進、循環器系統の刺激、血圧降下、月経の調整などの作用がある。<br />
昔、サフランは気分を陽気にさせるものと思われていた。<br />
現在、科学の分野において、サフランは気分を調整するものと位置づけられている。<br />
感情の高ぶり、動揺、不安、心配などの感情面でのバランスを取る。<br />
ストレスの溜まっている状態において、士気を高めたり、イライラなど怒り易くなる症状を50%改善・回復させ、鬱病においては、25%もの改善・回復が見られるとある。<br />
中国漢方では、落ち込んだり、鬱症状などの心理面でのバランスを調整するものとされている。<br />
<br />
今日、栄養補助食品にこのサフランが利用される事が増えて来ている。<br />
<br />
<b>≪注意≫<br />
過剰摂取に注意!1日に10g以上摂取すると、意識を失い神経系統に障害を引き起こす事がある。サフランは、長持ちしないので、収穫後1年以内に使い切る。<i></i></b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-54286508350083423442014-10-17T20:55:00.000+09:002014-10-17T20:59:44.334+09:00クローブ(丁子)Syzygium aromaticum フトモモ科・属<br />
<br />
アジアにおいては、2000年以上前から知られており、<br />
中国ではハン王朝の時代、皇帝に言葉をかける者は、<br />
その前に、口臭を防ぐ為、このクローブを噛まなければならなかった。<br />
ヨーロッパには、4世紀頃に導入され、中世には、コショウと同様に大量に持ち込まれた。<br />
オランダ人によるインドシナでのクローブ栽培は、17世紀頃、約2世紀にも渡り長い間、独占されていた。また価格を高くする為に、収穫された一部を焼却していた。<br />
クローブの木は、15m以上にまで達し、100年も生きると言われている。<br />
7年目の木に、ようやくクローブの実を実らせる。<br />
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-movGuyjUw-4/VEEDeKyS8TI/AAAAAAAAAMc/1U1WUIhqaJs/s1600/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9%2B006.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-movGuyjUw-4/VEEDeKyS8TI/AAAAAAAAAMc/1U1WUIhqaJs/s320/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9%2B006.JPG" /></a><br />
成分:エッセンシャルオイル(殺菌・鎮痙作用)、オイゲノール、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンC<br />
<br />
【薬効】<br />
鎮痛、吐き気・嘔吐抑制、消化管機能改善、腸内寄生虫予防、子宮を収縮させる、抗炎症作用、強い殺菌作用などの効用がある。<br />
胃腸炎、腸内寄生虫、悪寒、頭痛などに有効。<br />
アーユルベェーダにおいては、万能と言って良い程の体調のバランスを整える作用があると言われ、免疫力を高めると言われる。<br />
中国では、主として、腎臓の強壮剤とみなされている。<br />
中国漢方では、吐き気・嘔吐・しゃっくり・腹部の冷え・勃起不全に利用される。<br />
<br />
外用:歯痛、虫刺されにマリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-30940720409407665332014-05-17T02:34:00.001+09:002014-05-17T02:34:43.504+09:00クミン石器時代そして古代エジプト時代に、クミンが利用されていた痕跡が発見されている。<br />
古代ローマ人にとっては、胡椒の代わりともなっていた。<br />
中世ヨーロッパでは、クミンは、誠実なる愛をもたらすものと言われていた。<br />
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-Hj75NapbOBM/U3ZMCyDKKGI/AAAAAAAAALY/BiwYuUalmy4/s1600/P1000354.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-Hj75NapbOBM/U3ZMCyDKKGI/AAAAAAAAALY/BiwYuUalmy4/s320/P1000354.JPG" /></a><br />
成分:カリウム(2gのクミンに対して、38mg)、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄分etc<br />
<br />
【薬効】<br />
消化促進、肝臓機能促進、生殖器官の刺激作用等がある。<br />
軽い胃腸の不調、又それによる偏頭痛の際等に。<br />
オイルには、抗細菌、殺虫作用がある。<br />
<br />
【利用法】<br />
種子状のもの、そして粉末状のものがあり、利用の際に他のスパイス(ターメリック・カレー・クローブ・シナモン・カルダモン・コショウetc)とよく混ぜて用いられる。<br />
肉料理・豆料理に用いることで、消化を良くしてくれる。<br />
<br />
*我が家の定番、人参スープ*<br />
ニンジン 7~8本 <br />
タマネギ 大1個 <br />
ジャガイモ 2~3個 <br />
クミン 小さじ2杯<br />
塩 適量 <br />
コショウ 少々<br />
ローリエ 1~2枚<br />
油 少々<br />
パセリ 少々<br />
<br />
1:野菜を小さく切り、お鍋に油を入れ、タマネギ、ニンジン、ジャガイモと次々に加え、炒める。<br />
2:野菜がある程度炒まったら、野菜が完全に浸る位に、お湯を加え、調味料・香辛料を加え、煮込む(沸騰後、弱火)。<br />
3:45分~1時間程度煮込んだら、ミキサーでなめらかにする。お皿に盛り、パセリを散らし、召し上がれ♪マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-39892780889470133992014-04-11T22:45:00.001+09:002014-04-11T22:45:37.447+09:00胡麻Sesamum indicum ゴマ科 ゴマ属<br />
<br />
胡麻は、種の栽培として初期に行われたものの一つ。<br />
3600年前、古代メソポタミアで胡麻の栽培が行われていた形跡が残っており、<br />
トルコでは、3000年以上も以前より、胡麻から抽出される油、胡麻油はよく知られていた。<br />
中国では、少なくても5000年も前から、治療目的でこの胡麻が利用され、<br />
古代ギリシャでは、戦士達に活力を与える為に供給されていたと言われている。<br />
胡麻に含まれるカルシウムは吸収が良く、優れたエネルギー供給源である。<br />
<br />
成分:蛋白質20%、脂質50%(その内不飽和脂肪酸が85%)、ビタミンA・B1・B2・B3・B5・B6・B9・E、ミネラル、微量元素(カルシウム、鉄分、リン等)等<br />
<br />
【薬効】<br />
滋養・強壮剤、病後の回復期、骨・歯の強化、乾燥した組織の湿潤、緩下剤。<br />
腰・膝の痛みや弱りに効果もあり、皮膚・髪の状態を良くし、若ハゲや若白髪、咳、視力低下、目眩、耳鳴りにも良いとされる。<br />
胡麻に含まれる成分の抗酸化作用が老化防止や心臓病にも良い効果を発揮してくれる。<br />
含有成分であるレシチンは、脳の働きを良くし、記憶力を向上させる。<br />
<br />
<b>≪注意≫<br />
胡麻アレルギーがある人は、使用を避ける。<br />
また高カロリーなので、過剰摂取には気を付ける。</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-73323694073522957622014-03-28T18:48:00.002+09:002014-03-28T18:56:20.475+09:00西洋わさび(ホースラディッシュ)Armoracia rusticana アブラナ科 ワサビダイコン属<br />
<br />
古代ローマ人は、すでにこの西洋わさびを畑で栽培していた。<br />
13世紀、ドイツのキリスト神学者であり、錬金術師でもあるアルバート・ル・グランは、<br />
この植物の薬効を発見。この刺激的な味は、ゲルマン人・アングロサクソン人に大変好まれた。<br />
<br />
成分:ビタミンC・B1・B2・B6、エッセンシャルオイル、カリウム、マグネシウム、鉄分<br />
<br />
【薬効】<br />
消化促進、血液循環の促進、発汗促進による解熱、去痰剤、利尿、細菌感染抑制等の作用がある。<br />
<br />
【利用法】<br />
葉:生の若葉は、サラダに。<br />
根:生の根は、単独またはリンゴとすりおろして魚料理の香辛料に。<br />
又、酢とクリームを混ぜて、ローストビーフ・コールドチキン・ゆで卵等のソースに。<br />
<i>*ホースラディッシュソースは、煮立てると辛味が無くなってしまうので静かに温める。</i><br />
<br />
(外用)リューマチ・関節炎・坐骨神経痛・虫刺されに湿布として利用。<br />
又、スチームバスで頭痛の軽減に。<br />
<br />
<b>≪注意≫<br />
過剰摂取は吐き気を催し、他のアレルギー反応を引き起こすことがある。<br />
胃潰瘍・甲状腺疾患のある場合は、利用を避ける。</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-26564010525605612422014-01-10T23:45:00.000+09:002014-01-10T23:45:14.001+09:00わさびWasabia japonica アブラナ科 ワサビ属<br />
<br />
わさびは、西洋ワサビやラディッシュ、マスタードと同じ科に属し、<br />
皆、刺激性のサルファ・グリコシド類を含有している。<br />
わさびの辛味は、すりおろす際に辛味成分が酸素と触れ、分解酵素と反応することで生まれる。<br />
<br />
成分:カルシウム、マグネシウム、マンガン、カリウム、亜鉛、ビタミンB1・B2・B6・C<br />
食物繊維、抗酸化物質等<br />
<br />
【薬効】<br />
食欲増進、消化促進、抗菌、抗虫、抗カビ、解毒、血液をサラサラにして循環を促進させる等の作用がある。<br />
又、抗ガン作用、老化防止、脳細胞を活性化させる等の効果もある。マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-68094229924551542062013-11-29T19:30:00.000+09:002013-11-29T19:38:03.880+09:00辛子Brassica alba, juncea, nigra アブラナ科・属<br />
<br />
古代から、辛子は香辛料・野菜・薬用にと利用されてきた。<br />
ヨーロッパで、香辛料として利用され始めたのは、BC400年代。<br />
最初に薬用として利用された記録としては、中国のAD659年に遡る。<br />
<br />
辛子の品種は40種以上ある中で、主に3種類のものが利用されている。<br />
白辛子、黄辛子、黒辛子である。<br />
<br />
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-wiXs8ngiA9M/UphsiQLVBKI/AAAAAAAAAKo/3NATJjDtyk8/s1600/P1000229.JPG" imageanchor="1"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-wiXs8ngiA9M/UphsiQLVBKI/AAAAAAAAAKo/3NATJjDtyk8/s320/P1000229.JPG" /></a>、<br />
成分:蛋白質、炭水化物、繊維、ビタミンC、セレニウム、抗酸化物質<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/-anbIhnkJsI0/UphtSu1d4KI/AAAAAAAAAK4/TM8xhXw6iyY/s1600/P1000175.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-anbIhnkJsI0/UphtSu1d4KI/AAAAAAAAAK4/TM8xhXw6iyY/s200/P1000175.JPG" /></a></div><span style="font-size: x-small;"> <i>黒辛子</i></span><br />
<br />
<br />
【薬効】<br />
食欲増進、消化促進、消毒作用、緩化作用、抗細菌作用などがある。<br />
外用では、風邪や気管支炎の際に、湿布として利用する。症状を和らげる。<br />
現在では抗ウィルス・抗ガン作用に関する研究が進んでいる。マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-45510548670804080542013-11-15T18:12:00.002+09:002013-11-15T21:52:55.210+09:00唐辛子Capsicum frutescens ナス科 トウガラシ属<br />
<br />
起源は、南アメリカ。<br />
アズテク人は、料理に唐辛子を利用し、チョコレートソースに加えたりし、<br />
インカでは、神への捧げ物や、儀式、又、お墓の装飾に利用していた。<br />
コロンブスは、唐辛子を1526年にスペインにもたらし、一気に世に広まることとなった。<br />
ピリッとする刺激成分は、アルカノイドの一種カプサイシンによるもので、<br />
この成分は、ある一つの遺伝子の有無で決まり、その遺伝子がないものは甘い種となる。<br />
<br />
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-WETw6a_acNw/UoXvPQY9mVI/AAAAAAAAAKQ/TXC9OSoXwUM/s1600/P1000169.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-WETw6a_acNw/UoXvPQY9mVI/AAAAAAAAAKQ/TXC9OSoXwUM/s320/P1000169.JPG" /></a><br />
成分:カプサイシン(アルカロイド)、ビタミンA・C、脂質、カロテノイド(抗酸化作用)<br />
<br />
【薬効】<br />
血液の循環、消化機能、新陳代謝、発汗を促進し、殺菌効果、感染症の際にも効果がある。<br />
冷え性の場合、体を温めたり、便秘の際にも有効である。<br />
脂肪を燃焼させる作用もあり、痩身効果もある。<br />
最近の研究により、カプサイシンには、抗ガン作用があるとされる。<br />
<b><br />
≪注意≫<br />
粘膜との接触には気を付ける。特に目には注意。痒みを引き起こす。<br />
料理で利用する際にも、触った後は、石鹸でよく手を洗い、注意する。<br />
人によっては、手をヒリヒリさせて、炎症を引き起こす事がある。<br />
潰瘍のある方は、利用を避けた方が良い。<br />
</b><br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-91786015429841401272013-11-09T00:50:00.000+09:002013-11-15T21:53:04.106+09:00胡椒(こしょう)Piper nigrum コショウ科 コショウ属<br />
<br />
胡椒の実は、実が熟していくに従って、緑から赤そして黒へと色が変化する。<br />
現在では、世界に700種以上ものコショウ科の植物が生息している。<br />
<br />
胡椒は、かつて金の様な価値を持っていた。<br />
古代ローマ人にとって、胡椒は豊かさの象徴。<br />
中世においては、胡椒をどれ位所持しているかによって、裕福さが量られていた。<br />
ヨーロッパ諸国・アラブ諸国においては、胡椒は商業都市を大きく発展させる一因となった。<br />
現在、全スパイスにおける取引の内、四分の一が、この胡椒である。<br />
<br />
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-ZtmDvJdscZY/UoXvq34fe1I/AAAAAAAAAKY/N09B1NotREE/s1600/P1000167.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-ZtmDvJdscZY/UoXvq34fe1I/AAAAAAAAAKY/N09B1NotREE/s320/P1000167.JPG" /></a><br />
成分:辛味成分であるピペリン、細胞の老化を防ぐアルカロイド、カリウム他<br />
<br />
【薬効】<br />
血液の循環を促進、消化管機能の改善、解熱、脂肪の排出を助ける等の働きがある。<br />
アーユルベーダ医学では、強壮・抗細菌・消化器官を洗浄する働きがあり、又、痰の排出を促進すると言われる。<br />
中国漢方では、鎮静・胃の冷え・食中毒(肉・魚・カニ・茸)・コレラ・冷えによる下痢・嘔吐を抑制する作用があるとされる。<br />
<br />
<b>≪注意≫<br />
辛味成分でありピペリンは、胃の粘膜に軽い炎症を引き起こすことがある。</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-64533616828517864402013-11-02T01:40:00.000+09:002013-11-15T19:03:27.819+09:00カカオTheobroma cacao アオギリ科 カカオ属<br />
<br />
発酵させて乾燥し、炒ったカカオの種子から、ココアバターとココア粉が採取できる。<br />
古代マヤでは、すでにカカオを栽培し、飲料や食物として多く消費し、<br />
又、交換通貨としても用いられていたと言われている。<br />
<br />
現在に至っては、医者や栄養士といった人々が、<br />
チョコレート(出来れば有機栽培のブラックチョコレート)を<br />
適度に摂取することは大変体に良いと推奨している。<br />
<br />
チョコレートには、脳内ホルモンの一つであるセロトニンの前駆物質が含まれている。<br />
セロトニンは、リラックスや睡眠を促すといった作用がある。<br />
<br />
成分:マグネシウム、セロトニンの前駆物質、脂質、<br />
そして、各種ミネラル(鉛・セレニウム・銅・マンガン)、ビタミンC・Eを含有。<br />
<br />
【薬効】<br />
ストレスや疲労回復、不安・心配性そして、感染症に対しての効果がある。<br />
又、血圧降下、冠動脈拡張作用、利尿、抗酸化作用がある。<br />
含有されるポリフェノールによる抗酸化作用においては、<br />
緑茶や赤ワインよりも優れている。<br />
<br />
外用:肌荒れや火傷にココアバターを。<br />
<br />
<b>≪注意≫<br />
過敏性腸症候群の方は、摂取しない方が良い。<br />
又、チョコレートは、人によってアレルギーや偏頭痛を引き起こす事がある。</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-4675473224016294722013-06-16T23:45:00.000+09:002013-06-16T23:51:16.332+09:00キャラウェイ(ヒメウイキョウ)Carum carvi セリ科 キャラウェイ属<br />
<br />
ヨーロッパにおいて、利用されているスパイスの中で最も古い起源を持つスパイス。<br />
イギリスのエリザベス女王1世は、このキャラウェイを好んでいたと言う。<br />
又、シェイクスピアは、度々、このスパイスを彼の作品の中で書き記している。<br />
今日では、ユダヤ料理によく利用され、パンやスープに独特な風味を与えている。<br />
<br />
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-23_tDQ5l5lc/Ub3Qqx1qsOI/AAAAAAAAAJY/4wEIrXXszRQ/s1600/19,06,2013+019.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-23_tDQ5l5lc/Ub3Qqx1qsOI/AAAAAAAAAJY/4wEIrXXszRQ/s320/19,06,2013+019.JPG" /></a><br />
成分:蛋白質、カリウム、カルシウム、リン、エッセンシャルオイル<br />
<br />
【薬効】<br />
鎮痙・消化促進・強壮・去痰作用などがある。<br />
消化不良、腸内ガス、呑気症、胃潰瘍、疝痛(特に小児)、下痢、月経痛、気管支炎等に。<br />
<br />
【利用法】種子・葉・根・オイル<br />
(料理)葉:サラダやスープに。<br />
根:茹でて、野菜として利用する。<br />
種子:ケーキ・パン・クッキー・チーズ・ピクルス・リキュール等に。<br />
<br />
(口臭予防)種子を噛む。<br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-67801797173097800082013-05-31T23:44:00.002+09:002013-11-15T19:03:54.068+09:00アニススターIllicium verum モクレン科・シキミ属<br />
語源:Illicium 誘惑(芳香より)、verum 真の<br />
<br />
アジアからヨーロッパまで渡り、その薬効と味によって、よく知られる様になる。<br />
マルコポーロは、このアニススターがとても高価な香辛料であった為、この香辛料の原産国を秘密にしていたと云う。<br />
ヨーロッパでは、甘い飲み物やアルコール類など多くの飲料物に風味を豊かにする為に利用されている。<br />
その中に、アブサン酒やパスティスなどがある。<br />
<br />
<a href="http://3.bp.blogspot.com/-L6dBgyn3HHc/Uai3GQWK-CI/AAAAAAAAAI4/Dai37FDlw4s/s1600/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9+003.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-L6dBgyn3HHc/Uai3GQWK-CI/AAAAAAAAAI4/Dai37FDlw4s/s320/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9+003.JPG" /></a><br />
成分:エッセンシャルオイル(アネトール、モノテルペン)・タンニン・炭水化物・アルブミン(蛋白質の一種)・樹脂<br />
<br />
【薬効】<br />
消化促進・鎮痙・緩化作用・抗真菌・抗細菌作用がある。<br />
気管支系疾患(副鼻腔炎・季節の変わり目に起こる症状等)・消化器官(鼓腸・腸痙攣等)・中枢神経系統(疲れ・病後の回復期等)・腹痛・冷えによる症状(腰痛等)・不安・うつ症状等々の際に。<br />
<br />
【利用法】<br />
(お茶)タイムとシナモンを加えたお茶は、咳を鎮め、又消化不良による胃痛を和らげてくれる。<br />
<br />
(料理)カレー・コーヒー・菓子類・リキュール・ピクルスの味付け等に。<br />
<br />
<b>*過剰摂取は神経系統に害を及ぼすことがある。</b><br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-70401234184029506122013-03-23T01:16:00.000+09:002013-05-31T23:54:17.101+09:00カルダモンElettaria cardamomum Matton ショウガ科 ショウズク属<br />
<br />
AD720年頃、中国で初めて薬用植物として名があがる。<br />
インド・中国では古くから利用されている。<br />
アーユルヴェーダでは、カルダモンは ela として知られる。<br />
中東では、コーヒーに、このカルダモンを入れて飲用されている。<br />
<br />
<a href="http://1.bp.blogspot.com/-uVIbbkgBYFs/UUyDfG6WgGI/AAAAAAAAAIg/UQL2C64-9Xs/s1600/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9+002.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://1.bp.blogspot.com/-uVIbbkgBYFs/UUyDfG6WgGI/AAAAAAAAAIg/UQL2C64-9Xs/s320/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9+002.JPG" /></a><br />
成分:エッセンシャルオル、カリウム、カルシウム、鉄分、亜鉛<br />
<br />
【薬効】<br />
消化促進・鎮痙・緩化作用・去痰・強壮(特に肺と腎臓に)などの作用がある。<br />
消化不良、消化管機能の不全、気管支炎、鼓腸、食欲不振、痰の多い肺疾患、<br />
嘔吐、吐き気の際などに効く。<br />
又、加温性の性質より、悪寒の走る時、呼吸器系のトラブルなどの冬の時期に勧められる。<br />
<br />
【利用法】<br />
パン菓子、カレー、コーヒー、ピクルス、チョコレートを使った菓子類、<br />
ミルクを使ったデザート、果物の砂糖漬けなどに。<br />
インドで有名なチャイは紅茶・牛乳・香辛料で作られ、<br />
その香辛料に、このカルダモンも入っている。<br />
<i>*コーヒーにカルダモンを加えると、一味違った風味で、私もお気に入りである。<br />
消化に良い感じのする美味しさである。</i><br />
<br />
<br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-74108132816608077162013-02-15T23:07:00.001+09:002013-05-31T23:52:43.071+09:00アニスPimpinella anisum セリ科 アニス属<br />
語源:ラテン語<br />
pimpinella: bipinnula 2回羽状複葉の<br />
<br />
中東が発祥地のこのアニス、古代ローマ時代より、地中海沿岸地方で、よく栽培されていた。<br />
1世紀頃、ギリシャの医者であり、植物学者であるディオスコリデスは<br />
アニスは、痛みを緩和し、また、催淫剤としての効果があるとして推奨していた。<br />
中世、ヨーロッパでは、催淫剤として、またドラッグとしても飲まれていた。<br />
アブサンというお酒に含まれるスパイスの一つが、このアニス。<br />
<br />
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-pT97B1NZySM/UR5FtqMlebI/AAAAAAAAAIA/-xxNe-zwptM/s1600/P1270066.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-pT97B1NZySM/UR5FtqMlebI/AAAAAAAAAIA/-xxNe-zwptM/s320/P1270066.JPG" /></a><br />
成分:脂質、フラボノイド、葉緑素、樹脂、アネトルを豊富に含むエッセンシャルオイル<br />
<br />
【薬効】<br />
食欲促進、消化促進、抗炎症、抗細菌、整腸作用、心臓を強くする効果がある。<br />
消化不良、吞気症、痙攣、嘔吐、吐き気などの際に。<br />
<br />
<b>*種から採れるエッセンシャルオイルは有害。<br />
使用には医師またはアロマセラピストの元で。<br />
また種子・粉になったものを利用する場合でも、過剰摂取は避ける。<br />
神経障害を引き起こす事がある。</b><br />
<br />
【利用法】 種子<br />
(料理)多くの菓子類に利用され、ケーキ、パン、ビスケットなどに家庭で簡単に利用できる。<br />
<br />
*フランスでは、パン・ド・エピスという菓子に欠かせないのが、このアニスのスパイス。<br />
クリスマスの時期には、欠かせない菓子の一つである。<br />
<br />
<b>パン・ド・エピス </b>(20x20cmの容器に対する分量)<br />
小麦粉 250g<br />
ハチミツ 150g <br />
砂糖 30g(お好みで50gに、もう少し多くしても)<br />
ラム酒 5cl(お好みで、コニャックや他のお酒でも)<br />
豆乳 少量(牛乳でも)<br />
卵 1ヶ<br />
フルーツコンフィ 50g(砂糖漬け果物の事。チェリーやアンジェリカ、お好みの果物で)<br />
オレンジの皮 少量(フルーツコンフィがない時は、オレンジの皮を多めにしても良い)<br />
ベ-キングパウダー ティースプーン半分 <br />
⋆アニスのスパイス(粉) ティースプーン1杯 <br />
⋆シナモンのスパイス(粉) 同上<br />
⋆ジンジャーのスパイス(粉) ティースプーン半分<br />
(⋆のスパイスは、パン・ド・エピスというスパイスを代用しても良い。<br />
その場合はティースプーン3~4杯)<br />
<br />
1:ボールに振った小麦粉と砂糖、スパイス類を混ぜる<br />
2:コンフィを小さく角切りにし、1に混ぜる<br />
3:ハチミツを湯煎で溶かし、ボールに加える<br />
4:卵を加え良く混ぜ、アルコールを混ぜる<br />
5:細く、小さく切ったオレンジの皮を加える<br />
6:生地が柔らかくなる位に少しずつ豆乳を加える(硬さはお好み)<br />
7:容器にクッキングシートを敷き、そこに生地を入れる<br />
8:180℃に予熱したオーブンで30分位♪<br />
<br />
<br />
<br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-1844046104733719512013-02-01T22:27:00.000+09:002013-05-31T23:53:27.526+09:00ディル (イノンド)Anethum graveolens L. セリ科 イノンド属<br />
語源:ギリシャ語<br />
Anethum: anethon フェンネル、灼ける(種は刺激的な味がすることから)<br />
graveolens: 強い香り<br />
<br />
<br />
今年は、少し<b>スパイス</b>について。<br />
その初めとして、ディル。その花言葉は、『幸運』。<br />
<br />
中世ヨーロッパでは、魔除けのハーブとして使われ、<br />
又、運がよくなるとして身につけていたと言う。<br />
ディルを浸したワインは、”愛の媚薬”として飲まれていた。<br />
17・18世紀には、教会の種(ミーティング・シード)と呼ばれ、<br />
長い礼拝の間、この種を噛み、空腹や退屈をしのいでいたと言う。<br />
種には、タンニン、カルシウム、リン、ミネラル、ビタミンCなどが豊富に含まれている。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/-khZNfqqiAZE/UQvMW5XleMI/AAAAAAAAAHY/8NMkUdTJi0g/s1600/P1270064.JPG" imageanchor="1" style="margin-left:1em; margin-right:1em"><img border="0" height="150" width="200" src="http://2.bp.blogspot.com/-khZNfqqiAZE/UQvMW5XleMI/AAAAAAAAAHY/8NMkUdTJi0g/s200/P1270064.JPG" /></a></div><br />
【薬効】<br />
食欲増進・消化促進・健胃・整腸・鎮静・鎮痙などの作用がある。<br />
消化不良や吞気症、鼓腸、頭痛、また嘔吐の際などに。<br />
胃を優しく鎮め、精神も落ちつかせる。<br />
又、母乳促進の効果もある。<br />
<br />
【利用法】<br />
(お茶)1Lの水に、50gの種。<br />
1日に3杯から、母乳を促進する効果がある。<br />
<i>*私は、母乳を上げる際、よくフェンネル(種)やリンデン(花)のお茶を飲用していた。<br />
母乳を上げる前に、こうしたお茶を飲んで、準備していた。<br />
ただ、ディルにも、そういう効果があるとは・・・知らなかった!</i><br />
<br />
(料理)ピクルスやお酢・オイルなどに浸けこんで。<br />
すり潰した種は、スープや魚料理に。<br />
<br />
(口臭)種をそのまま噛むと、息が爽やかに。<br />
<br />
(しゃっくり)種をガーゼに包み、その香りを嗅ぐ。<br />
<br />
(美容)潰した種をお風呂に。心身をリラックスさせ、爪を強くする。<br />
<br />
(園芸)レタスの間に植えると、防虫効果になる。<br />
キャベツ・キュウリ・トウモロコシと混植すると、植物が丈夫に育つ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-65454031071215482472012-10-12T22:53:00.003+09:002012-10-13T02:12:46.388+09:00チャボトケイソウPassiflora incarnata L. トケイソウ科・属<br />
<br />
その昔、第一次世界大戦時、戦争の恐怖・不安などに対する治療薬の1つであった。<br />
また、この花は、米大陸の宣教師にとっては、<br />
花の形がキリスト磔刑を連想させるとしてキリスト受難の象徴である。<br />
花冠はイバラの冠、柱頭は十字架、5本の葯は傷、3本の雌しべの先端は釘。<br />
先の鋭く尖った葉は槍、葉の内側の濃い斑点はユダが裏切りの際に交換したお金30硬貨。<br />
<br />
語源:ラテン語<br />
Passiflora: passio 情熱・受難、 flora: 花<br />
incarnata: incarnatus 肉の色、~を具現化する<br />
<br />
<br />
【薬効】<br />
鎮静・鎮痙・催眠効果・血圧降下などの作用がある。<br />
心配・不安・神経の高ぶりを和らげ、睡眠を促進する。<br />
緊張・過敏症・緊張性頭痛・喘息・高血圧・過敏性大腸炎・神経性頻脈に有効。<br />
<br />
【利用法】 地上部全草・実<br />
(お茶)カップ1杯にティースプーン1杯の地上部。<br />
熱湯に10分浸し置く。その後、漉してハチミツで味付けを。<br />
就寝前に1杯。<br />
<br />
<b><br />
≪注意≫<br />
妊婦・授乳中の女性・幼児は利用を避ける。<br />
1日にスプーン2杯以上の摂取は、頭痛や視覚障害を引き起こす事がある。</b><br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-58160338712146702352012-10-05T22:20:00.003+09:002012-10-05T22:20:31.421+09:00ホアハウンドMarrubium album L. シソ科 ニガハッカ属<br />
<br />
古代エジプトでは、ホアハウンドをベースにして咳の治療薬やヘビの咬まれ傷に対する解毒剤を作っていた。<br />
<br />
語源:ヘブライ語 Marrubium: marrob 苦い汁<br />
ラテン語 album: 白色<br />
<br />
【薬効】<br />
食欲増進・殺菌・胆汁促進・月経促進・去痰作用などがある。<br />
そして呼吸器官系疾患(気管支炎・インフルエンザ・咳・喘息など)に有効。<br />
<br />
【利用法】 葉・花<br />
(お茶)カップ1杯に対してティースプーン1杯の花・葉<br />
熱湯に10分浸し置く。その後、漉してハチミツで味付けを。<br />
1日に2杯。食事時から離れた時間に。<br />
<br />
<b>≪注意≫<br />
妊婦・授乳中の女性・幼児・糖尿病患者(服用している薬と相互作用がある為)<br />
過剰摂取は、心拍数に影響を与える。</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-68399167267206658482012-09-28T22:24:00.002+09:002012-09-28T22:27:05.976+09:00マレイン(ビロードモウズイカ)Verbascum thapsus L. ゴマノハグサ科 モウズイカ属<br />
<br />
花言葉は『道標』。<br />
その昔、マレインの葉はランプの灯芯を作るのに利用され、<br />
花穂は、パン屋が窯を温めるのに利用していた。<br />
呼吸器疾患に効く代表的な7つの薬草の内の1つ。<br />
(ウスベニアオイ、ひなげし、ニオイスミレ、マーシュマロウ、フキタンポポ、エゾノチチコグサ)<br />
<br />
語源:ラテン語<br />
Verbascum: barbascum 髭<br />
植物全体が柔らかい綿毛に覆われている事から<br />
<br />
【薬効】<br />
鎮痛・抗炎症・炎症を緩和・治癒促進・湿潤・呼吸器疾患に効くなどの作用がある。<br />
咳を鎮め、喉の炎症を和らげる。<br />
声が出なくなる事、声のかすれ、喉頭炎、咽頭炎、気管炎、百日咳、扁桃炎、インフルエンザ、喘息、肺結核などに。<br />
<br />
【利用法】 花・葉<br />
(お茶)カップ1杯に対し、ティースプーン1杯の花。熱湯に10分浸し置く。<br />
その後、何度か漉す。(綿毛があるため、喉をちくちくさせない為に)<br />
ハチミツで味付けする。1日に2杯。<br />
<br />
(湿布)せつ・ねぶとの様な腫れものに、湿布すると膿を促進し、膿きらせる。<br />
1/4Lの水に対して、15gの葉。5分間煮る。<br />
何度か漉し、少し冷ましてから湿布する。<br />
<br />
(リンス)濃い花の浸出液は髪を艶やかにする。<br />
<b><br />
≪注意≫<br />
妊婦・授乳中の女性・幼児は利用を避ける。<br />
種は有毒。<br />
</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-41277947505796194012012-09-21T22:27:00.000+09:002012-09-21T22:29:22.665+09:00メマツヨイグサ(イブニングプリムローズ)Oenothera biennis L. アカバナ科 マツヨイグサ属<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://3.bp.blogspot.com/-5gOca_T73o8/UFxrPVqjAtI/AAAAAAAAAG8/9voajkMi3rk/s1600/P7010022.JPG" imageanchor="1" style="clear:right; float:right; margin-left:1em; margin-bottom:1em"><img border="0" height="200" width="150" src="http://3.bp.blogspot.com/-5gOca_T73o8/UFxrPVqjAtI/AAAAAAAAAG8/9voajkMi3rk/s200/P7010022.JPG" /></a></div><br />
<br />
<br />
ヨーロッパでは、昔、田舎でこの植物の根を食用として利用していたと言う。<br />
種子から採れるオイルには、豊富なガンマリノール酸(GLA)が含まれる。<br />
このGLAはホルモン系の調整作用となる。<br />
ボリジや黒スグリの種子にもこのGLAが含まれている。<br />
<br />
語源:ギリシャ語 Oenothera : oenos- ワイン、 <br />
thera- 動物・獣・家畜<br />
ラテン語 biennis: 二年草の<br />
<br />
ある古い伝説、この植物の根を浸けた赤ワインを野生の動物に飲ませ、手なづけていたと言う。<br />
<br />
【薬効】<br />
化粧品として利用され、月経サイクルを正常にする作用がある。<br />
肌の柔らかさや弾力性を向上させる働きがある。<br />
更年期障害や湿疹・ニキビ・もろい爪にも有効。<br />
<br />
【利用法】花・オイル<br />
(料理)花は茹でて、あえものに。<br />
<br />
(シロップ)花のシロップは咳に効く。<br />
<br />
内服用オイルは、カプセルで売られている。<br />
<b><br />
≪注意≫<br />
妊婦・授乳中の女性・癲癇患者の人は利用を避ける。<br />
また少し体重の増加を引き起こす事がある。</b><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-44728926296288942782012-09-13T22:49:00.000+09:002012-09-13T22:57:53.768+09:00ゲンチアナ・ルテアGentiana lutea L. リンドウ科・属<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/-l4_4gqtqQFc/UFHjRUEwuRI/AAAAAAAAAGk/yYbKmzoLlGI/s1600/P7180043.JPG" imageanchor="1" style="clear:right; float:right; margin-left:1em; margin-bottom:1em"><img border="0" height="200" width="150" src="http://1.bp.blogspot.com/-l4_4gqtqQFc/UFHjRUEwuRI/AAAAAAAAAGk/yYbKmzoLlGI/s200/P7180043.JPG" /></a></div><br />
リンドウ類は一番苦い成分を持ち<br />
この苦味成分が消化器官に有益で<br />
胃液分泌を盛んにし、消化を助けてくれる。<br />
よく食前酒・リキュール等に利用されている。<br />
(l'Avèze, le Picon, la Suze etc)<br />
<br />
語源:ラテン語<br />
Gentiana: リリュアの王Gentiusがこの植物の薬効を発見した事に因む<br />
lutea: 黄色 <br />
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【薬効】<br />
食欲増進・浄化・健胃・消炎・解熱・強壮作用などがある。<br />
消化不良・食欲減退・病後の回復期または神経からくる衰弱時に。<br />
浄化作用としても有名。<br />
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【利用法】 根<br />
〈ワイン〉1Lの白ワインに30gの根を10日間浸し置く。<br />
その後、漉して、甘みをつける。そしてビンに保存する。<br />
食前に1杯。<br />
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≪注意≫<br />
胃と十二指腸潰瘍のある人は使用を避ける。<br />
過剰摂取は痙攣や吐き気を引き起こす。<br />
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*写真:Le jardin botanique alpin du Lautaret ,France にて<br />
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マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-56756012157849560212012-08-24T22:31:00.000+09:002012-08-24T22:31:48.112+09:00オオグルマ(英名:エリキャンペーン)Inula helenium L. キク科 オグルマ属<br />
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花言葉は『人気』。<br />
西洋では家畜を悪い物から守る為に、この植物を家畜小屋に吊るしていたという。<br />
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語源:ラテン語<br />
Inula: オグルマ属<br />
helenium: トロイ戦争のヒロインのヘレネより<br />
この花はヘレナの涙から生まれたと言われる。<br />
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【薬効】<br />
食欲増進・健胃・鎮咳・殺菌・消炎・発汗促進・去痰・強壮・利尿などの作用がある。<br />
呼吸器官の詰まり、気管支炎、インフルエンザ、咳などの際に。<br />
また、食欲不振、消化不良、疲れ、神経障害による衰弱、花粉症にも良い。<br />
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【利用法】 利用部位: 根<br />
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(お茶)カップ1杯に対してティースプーン1杯の根。熱湯に15分浸す。<br />
その後、漉してハチミツで味付けを。 食事時以外で2杯。<br />
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<b>≪注意≫<br />
妊婦・授乳中の女性・幼児は利用を避ける。<br />
人によってはアレルギーを示す人もいる。<br />
</b>マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5850787581367508916.post-67746165233997358472012-08-10T22:12:00.001+09:002012-08-10T22:27:44.500+09:00西洋イラクサUrtica dioica L. イラクサ科・属<br />
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イラクサには繊維質が豊富に含まれる。<br />
何千年もの昔から、紙や綱、布地、織物などを作る為の繊維の材料として重要な物の1つとされていた。<br />
また、ビタミンA・Cとミネラル類、特に鉄分を多く含む。<br />
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語源:ラテン語<br />
Urtica: urere 焼く、焼ける、火傷の様な痛みを与える、ひりひりさせる<br />
ちくちくした刺毛がかゆみや火傷の様な感覚を引き起こす事から。<br />
dioica: 雌雄異株<br />
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【薬効】<br />
浄化・利尿・ミネラル補給などの作用がある。<br />
痛風・水腫症・リューマチなどの際に、体内に溜まった余分なものや毒素を排出してくれる。(尿酸・塩化物・水分・尿素)<br />
無気力・病後の回復期・ミネラル不足・貧血、また脱毛やかさかさした爪などの場合に状態を改善させる良いミネラル源。<br />
また、月経過多や皮膚疾患などにも有効。<br />
根は、夜間の尿分泌を減少させる作用がある。<br />
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【利用法】 根・葉・若葉・種<br />
(お茶)カップ1杯に対してティースプーン1杯の葉。熱湯に5分浸し置き、漉す。<br />
1日に3杯。食間。<br />
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(料理)若葉の先端はホウレンソウの様に料理したり、ピュレにしてスープに加えたり。<br />
(注意:高さ10cm以下のものを利用。蓚酸塩の結晶ができていない。)<br />
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<br />マリーhttp://www.blogger.com/profile/09713664596871824866noreply@blogger.com0