Armoracia rusticana アブラナ科 ワサビダイコン属
古代ローマ人は、すでにこの西洋わさびを畑で栽培していた。
13世紀、ドイツのキリスト神学者であり、錬金術師でもあるアルバート・ル・グランは、
この植物の薬効を発見。この刺激的な味は、ゲルマン人・アングロサクソン人に大変好まれた。
成分:ビタミンC・B1・B2・B6、エッセンシャルオイル、カリウム、マグネシウム、鉄分
【薬効】
消化促進、血液循環の促進、発汗促進による解熱、去痰剤、利尿、細菌感染抑制等の作用がある。
【利用法】
葉:生の若葉は、サラダに。
根:生の根は、単独またはリンゴとすりおろして魚料理の香辛料に。
又、酢とクリームを混ぜて、ローストビーフ・コールドチキン・ゆで卵等のソースに。
*ホースラディッシュソースは、煮立てると辛味が無くなってしまうので静かに温める。
(外用)リューマチ・関節炎・坐骨神経痛・虫刺されに湿布として利用。
又、スチームバスで頭痛の軽減に。
≪注意≫
過剰摂取は吐き気を催し、他のアレルギー反応を引き起こすことがある。
胃潰瘍・甲状腺疾患のある場合は、利用を避ける。