もともと修道院の庭で栽培されていて、この草の持つ薬効から万能薬としてみなされていた。
16世紀にはペストに効果があるとされていた。
キバナアザミ キク科 サントリソウ属
Cnicus benedictus L.
語源:
Cnicus: knizo ひっかく、傷つける
ラテン語:benedictus: 祝別された
【薬効】
食欲増進・消化促進・浄化・利尿・解熱・止血作用などがある。
消化器系の障害(消化不良・食欲不振・拒食症など)に有効。
また、痛風の場合に、尿酸の排出を促進させる。
【利用法】 花・葉
〈お茶〉コップ1杯に対してティースプーン1杯の花。
熱湯に10分浸す。その後、漉してハチミツで味付けを。
食前に1杯。
〈外傷に〉1Lの水に対して、大きく1つかみの葉(新鮮または乾燥葉)
切り傷や潰瘍によい。
≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児は利用を避ける。
過剰摂取は吐き気や口の中や食道に刺すような痛みを伴ったり、
ひどい下痢を引き起こす場合もある。