2010年11月22日月曜日

西洋シナノキ(冬菩提樹・小葉菩提樹)


ギリシャ神話では母性愛のシンボル。
ある民間の言い伝えによると、この樹の花の下に座っていると癲癇が治るという。

西洋シナノキ                   シナノキ属・科
Tilia cordata Mill.

語源:ラテン語。
   Tilia: 菩提樹、シナノキ
   cordata: 心臓の形をした(葉の形より)
   Mill: 18世紀のスコットランドの植物学者Philip Miller の略。

【薬効】
(花)鎮痙・鎮静・解熱・催眠・発汗作用などの効果がある。
  不安・神経症や不眠に。冬の病気(体の節々の痛み・悪寒)などに有効。
  高血圧・動脈硬化・不安による心臓血管・消化管疾患・尿路感染症・発熱性風邪・インフルエンザ・呼吸器カタル・偏頭痛にも。

(木片:木の中心部と皮の間の部分)胆汁の促進・浄化・利尿作用などの効果。
 胆結石・尿結石・コレステロールを下げる・肥満・痛風・リューマチなどの場合に有効。

【利用法】
〈お茶〉カップ1杯に乾燥花2~3つ。熱湯で10分程おく。
    お好みでハチミツで味付けをして、召し上がれ。

〈お風呂〉入浴剤としてお風呂に。肌をなめらかにする。
     赤ちゃんのお風呂にも良く、リラックスさせる。

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