2010年12月22日水曜日

マテ

マテ茶。パラグアイの原住民の伝統的な飲み物。
数種類のモチノキが薬用・儀式に用いられている。
16世紀、ヨーロッパにスペイン人のイエスズ会士達によりマテ茶の飲用の儀礼が伝えられている。

マテ            モチノキ属・科
Ilex paraguariensis St-Hill.

語源:ケチュア語。(南米中央アンデスの部族の言語)
   マテ: mati  ひょうたん型の瓶(容器)

【薬効】
鎮痛・利尿・浄化・解毒作用・軽い緩化剤・強壮剤などの効果がある。
緊張・頭痛・偏頭痛・神経痛・軽い欝症・リューマチ性の痛みに有効。

マテは、知的また身体的活動を増進させ、神経組織を強化する。
マテに含まれるビタミン・ミネラルにより、肉体的また身体的活力や満腹感を得られ、痩身の食事療法にも用いられる。

【利用法】
〈お茶〉カップ1杯に対しティースプーン1杯のマテの葉を、熱湯に入れ5分間おく。
その後、葉を取り出し頂く。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児、また、心臓疾患・腎臓疾患・欝症・高血圧症・潰瘍のある人などは、使用を避ける。

2010年12月14日火曜日

ヨーロッパアカマツ

古代ローマ人達は、この木を自然の永遠なる再生のシンボルとして讃えていた。
マツ属は、古代より薬用として利用され、樹脂と樟脳系の揮発性オイルを豊富に含む。
その中でも、ピネンは強い殺菌・興奮作用がある。
多くの種類から採れるパインオイルは、筋肉のこり・坐骨神経痛・リューマチなどのマッサージオイルとして利用される。

ヨーロッパマカマツ                マツ属・科
Pinus sylvestris L.

語源: ラテン語。
   Pinus: pineus マツ , sylvestris: silvestris 森林

【薬効】
鎮痛・殺菌・去痰などの効果がある。
気管支炎・インフルエンザ・カゼなどの場合に、その症状を和らげる。

外用として、関節炎・リューマチ・坐骨神経痛・循環器機能不全・気管支炎・カタル・副鼻腔炎・喘息・神経痛・肺炎・ニキビ・疲労・精神消耗などに有効。

【利用法】
〈お茶〉1/4Lの水に対して、スプーン1杯の新芽を3分間沸騰させ煮出す。その後、火を止め新芽を取り出しハチミツで味付けをして召し上がれ。1日に3~4杯。

〈お風呂〉2Lの水に対して、100gの新芽を10分間沸騰させ煮出す。その後、新芽を取り出し、それをお風呂に入れる。入浴時間は20分間位。

〈浄化〉エッセンシャルオイルは、強い殺菌効果があり、住居を衛生的に浄化させる。アロマオイルとして焚いて**

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児~6歳以下は、使用を避ける。
また、皮膚アレルギーのある人も利用を避ける。