Illicium verum モクレン科・シキミ属
語源:Illicium 誘惑(芳香より)、verum 真の
アジアからヨーロッパまで渡り、その薬効と味によって、よく知られる様になる。
マルコポーロは、このアニススターがとても高価な香辛料であった為、この香辛料の原産国を秘密にしていたと云う。
ヨーロッパでは、甘い飲み物やアルコール類など多くの飲料物に風味を豊かにする為に利用されている。
その中に、アブサン酒やパスティスなどがある。
成分:エッセンシャルオイル(アネトール、モノテルペン)・タンニン・炭水化物・アルブミン(蛋白質の一種)・樹脂
【薬効】
消化促進・鎮痙・緩化作用・抗真菌・抗細菌作用がある。
気管支系疾患(副鼻腔炎・季節の変わり目に起こる症状等)・消化器官(鼓腸・腸痙攣等)・中枢神経系統(疲れ・病後の回復期等)・腹痛・冷えによる症状(腰痛等)・不安・うつ症状等々の際に。
【利用法】
(お茶)タイムとシナモンを加えたお茶は、咳を鎮め、又消化不良による胃痛を和らげてくれる。
(料理)カレー・コーヒー・菓子類・リキュール・ピクルスの味付け等に。
*過剰摂取は神経系統に害を及ぼすことがある。
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