2011年3月7日月曜日

西洋ネズ(ジュニパーベリー)


お酒のジン。このお酒は、この西洋ネズの実を元にして香付けされ作られている。英語のGinは、オランダオランダ語のGenever(ネズミサシ)から来ている。

西洋ネズ         ヒノキ科・ネズミサシ属
Juniperus communis L.

語源;ケルト語 Juniperus: gen 茂み 
           prus 辛い、苦い、渋い
   ラテン語 communis: よくある、普通の、一般の

【薬効】
食欲増進・健胃・抗炎症・消炎・殺菌・利尿などの効果がある。
筋肉痛・リューマチ・痛風・関節炎・膀胱炎・尿道炎などに有効。

【利用法】
〈チンキ〉1/4Lのアルコール50°に、砕いたジュニパーの実50gを入れ、5日間浸け置く。
  その後、漉し、遮光ビンに入れて保存。
  筋肉痛・リューマチなどの痛みを和らげる。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児、そして腎臓疾患のある人は利用を避ける。

2011年3月2日水曜日

アニス

最初にアニスをスパイスとして栽培し利用したのは古代エジプト。
その後、ギリシャ・ローマ・アラブに伝わっている。

アニス             セリ科 アニス属
Pimpinella anisum L.

語源: ラテン語とギリシャ語 
 anisum(ラテン語): anison(ギリシャ語)噴出させる(緩化剤としての薬効の強さから)

【薬効】
鎮痙・緩化剤・消化促進・乳分泌促進などの効果がある。
種子は、出産したばかりの女性の乳分泌を促進させる。
一般に、種子は吞気症・胃腸内のガス貯留・消化不良に効く。

【利用法】
〈リキュール〉40gのアニスの種子、2gのシナモン、
       500gのサトウキビのシロップ、1Lの40°の蒸留酒
     アニスの種子・シナモンを蒸留酒に浸け、そのまま1カ月おく。
     その後、種子とシナモンを取り出し、シロップを加える。
     出来たリキュールをビンに詰め、よく振り、保存する。食後に1杯。

≪注意≫
妊婦は使用避ける。
また過剰摂取は、精神錯乱や痙攣を引き起こす可能性がある。

2011年2月24日木曜日

アマ

古代エジプトでは、アマから作った包帯でミイラを包んでいたという。

亜麻            アマ科・属
Linum usitatissimum L.

語源:ギリシャ語 Linum: linon  細ひも
   ラテン語  usitatissnum: 多用される

【薬効】
緩化剤・炎症を和らげるなどの効果がある。
慢性の便秘に効く。
アマの粉は、できもの・腫れもの・膿瘍などの湿布として有効。

【利用法】
〈お茶〉1Lの熱湯にスプーン3杯のアマの種子を一晩浸け、その後、漉す。
    1日に3~4杯。*アマの種子の摂取は腸閉塞を引き起こす時がある。

〈園芸〉ジャガイモ・ニンジンの畝の間に植えるとよく育つ。
    緑肥としても利用できる。

≪注意≫
6歳以下の子供。(緩化剤としての効用がある為)
甲状腺の障害のある人、腸閉塞などのトラブルのある人も使用を避ける。
アマの種子にアレルギー症状を示す人もある。
アマの種子はアルコールと共に摂取しない。
賞味期限の過ぎた粉や未熟な種子は有毒である。




   

2011年2月14日月曜日

ブラックラディッシュ


エジプトのカルナック神殿に刻まれている象形文字の中に、ブラックラディッシュの事が記されている。
食用・薬用として、ピラミッド作りの労働者達は、
ブッラクラディッシュをニンニクより好んでいたと言う。

ブラックラディッシュ       アブラナ科 ダイコン属
Raphanus sativus L. var.niger

語源: ラテン語
   Raphanus sativus: Radix sativus 耕作された・栽培された根

【薬効】
抗細菌・殺菌・浄化・利尿・胆汁の生産&排出促進・緩化剤などの効果がある。
便秘の時、腸内の扇動運動を起こさせる。体内の浄化(デトックス)効果が大変あることで他の種類と異なる。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・胆石又は甲状腺の障害がある場合(消化しにくい為)。
消化不良・胃炎・胃潰瘍の人。連続して3週間以上の使用は避ける。

2011年2月8日火曜日

スターアニス(八角)

原産地は、中国南部・北東ベトナム。
スターアニスの木は、実をつけるのに6年位かかる。
時間はかかるけれど、1つの木で40kg位の実をつけ、中には、100年以上の樹齢を持つものもある。

スターアニス(八角)              モクレン科 シキミ属
Illicium verum Hook

語源:ラテン語
   Illicium: 魅力、誘惑 
    verum: 真の、本当の、本物の

【薬効】
鎮痙・緩化剤・消化促進などの効果がある。
吞気症・鼓腸・消化不良・腹痛・消化管機能不全・冷えによる諸症状(腰痛)などに有効。

【利用法】
〈リキュール〉 砕いたスターアニス   40g
         シナモン         1g
          砂糖         500g
         蒸留酒(ブランデー)   1L

        蒸留酒に砕いたスターアニスとシナモンを6週間漬け置く。
        その後、漉してスターアニス・シナモンを取り出し、砂糖を加える。

〈料理〉カレー、茶、ピクルス、魚料理、ごはんの味付けに。

〈口臭〉食後の消化促進や口臭消しに噛んだり。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児は利用避ける。

2011年1月25日火曜日

アンジェリカ(ヨーロッパトウキ)

花言葉は、『インスピレーション』。
1510年、ミラノで流行したペストの際に、”聖なる霊の根”との異名を持つアンジェリカは、その治療薬となった。

アンジェリカ       シシウド属 セリ科
Angelica archangelica L.

語源: ラテン語
   Angelica: アンジェリカ
   archangelica: archangelus 大天使; 美しく高貴な人

【薬効】
食欲増進・消化促進・健胃剤・強壮・去痰・鎮痙・発汗促進による解熱効果などがある。
気管支・消化管・泌尿器管系・女性生殖器官に作用。
吞気症・鼓腸・消化不良・病後の回復期・貧血・疲労・に有効。

【利用法】
〈お茶〉1/4Lの水に対して、ティースプーン1杯の根を3分煮る。
    その後、火を止め5分おく。そして、漉し、根を取り出す。
    ハチミツで味付けを。食後に1杯。

〈乗り物酔い〉潰した葉をハンカチなどに入れて。

〈料理〉葉や根は、魚料理の香付けに。
    ルバーブ・マーマレードなどのジャムの香付けにも。
    若葉は小さく刻みマヨネーズに混ぜ、ドレッシングとして。
    砂糖付けした茎は、パン菓子やケーキに。
    種子は酒類の香付けに。

≪注意≫
妊婦・幼児・肌の敏感な人・糖尿病の人。
  

2011年1月17日月曜日

アーティーチョーク

ギリシャ・ローマ時代から野菜として栽培されてきた。
メディチ家のカトリーヌ王妃は、このアーティーチョークが大好物だったという。

アーティーチョーク
      チョウセンアザミ属 キク科
Cynara scolymus L.

語源: ギリシャ語
   Cynara: kinara  カルドン(アーティチョークの近縁種)
   scolymus: アザミの一種; 刺のある

【薬効】
肝細胞再生・胆嚢の刺激・血中脂肪酸・コレステロール・血糖値の降下・浄化・利尿作用などの効果がある。
慢性肝臓・胆嚢疾患・黄疸・肝炎・動脈硬化・糖尿病に効く。
アーティチョークは、葉・蕾・根が利用され、その薬効は、肝臓・腎臓・血液に焦点が置かれる。


≪注意≫
授乳中の女性(乳汁分泌を妨げる事より)
結腸に疾患のある人は、下痢・腹痛・大便を増大させる。