アメリカインディアンは、このハマメリスの木で魔術のステッキ(棒)を作っていたと言う。
モホーク族は、眼のケガの洗浄剤として、樹皮を浸した水を利用していた。
アメリカインディアンの部族の間では、ハマメリスの薬効はよく知られており、この事が後に、入植者に伝わり、米国薬局法・米国国定処方書に受け継がれた。
アメリカマンサク
Hamamelis virginiana L. 俗名:魔法使いのハシバミの木
語源:ラテン語。 hamatus: 掛け釘、フック, melimelum: 甘いリンゴ
virginiana:アメリカヴァージニア州
【薬効】
収斂性・血管収縮性・止血性効果などがある。
毛細血管を守り、強化し、抵抗力を増させる。こうしたことで、静脈の機能不全のトラブル(足のだるさ・痔・静脈瘤など)を緩和させる。
内服として、下痢・赤痢・内痔核・膣のおり物・月経過多・胃または肺の出血などに有効。
外用として、静脈瘤・捻挫・打撲・火傷・内痔核・乳首の痛み・筋肉痛・眼と喉の痛みに有効。
【利用法】
〈お茶〉コップ1杯に、ティースプーン1杯の葉を2分煮る。その後、葉を取り出し、ハチミツで味を調節する。1日に2杯。
〈化粧水〉化粧用品にも用いられており、赤ら顔を和らげ、開いた毛穴を引き締める効果がある。
≪注意≫
過剰摂取は頭痛を引き起こす可能性がある。
又、消化不良の症状を訴える人もある。
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