食用として古くから利用されている。
BC59~50年にまで遡るチャタル・ヒュユク遺跡(現在のトルコ共和国)から発見されている。
第1次世界大戦時、薬の供給に欠いている時、医療チームはナズナの止血作用の効果を再認識したという。
なずな
Capsella bursa-pastoris L. 俗名:ぺんぺん草、羊飼いの財布
語源:ラテン語。 capsula: さく果 , bursa-pastoris: 羊飼いの財布
ナズナの実は、ハートの形をした羊飼いの皮でできた昔のカバンを連想させる。
【薬効】
収斂作用・止血作用・利尿作用などの効果がある。
かつては、血友病患者への治療薬とされていた。
歯ぐきの出血にも有効で、また、月経過多・内痔核・鼻血・外傷などにも有効。
中国漢方では、高血圧・産後の出血にも利用する。
【利用法】
〈料理〉ビタミンA・B・Cを多く含みむ葉は、サラダに☆
〈ワイン〉地上部の部分:200g
白ワイン:1L
8日間、白ワインの中にナズナを浸しおき、その後、ナズナを取り出し、ビンにつめる。
血液の流出を調節するために、毎時間スプーン1杯。
〈治癒薬〉ナズナを煎じた煎薬は、傷の癒着を促す。
≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児は使用を避ける。
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