スギナの灰は、木や銅・スズを磨く研磨剤として利用される。
これはスギナに研磨剤となるシリカが多く含まれていることによる。
スギナはトクサ属の1種で、トクサ属の中に金を含む組織がある種類があり、金を追い求める探鉱者は、これを目印にしたと言う。
すぎな
Equisetum arvense L.
語源:ラテン語。 equus: 馬 , seta: 絹・絹糸 , arvense: 畑・耕地
スギナの茎は形態学からすると、馬の尾(しっぽ)を連想させる。
【薬効】
収斂性・利尿性・止血性・傷の癒着を促すなどの効果がある。
関節の病気(リューマチなど)の際、軟骨の回復(復元)を促進し、結合組織・骨組織の回復を活発にする。
骨折や骨粗鬆症の際の、骨の補強・強化を助ける。
また、皮膚の老化(しわなど)を遅らる効果や抜け毛・がさがさした爪などにも有効。
泌尿生殖器系に効果も持ち、前立腺・失禁・膀胱炎・尿道炎などの場合に服用する。
*ただし、刺激が強いため、これを緩和する他の植物と合わせ、短期間の使用にとどめる。
≪注意≫
ニコチンを含有することから、妊婦・授乳中の女性・幼児の使用は避ける。
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