2009年11月30日月曜日

タイム

タイムの花言葉は『勇気』。
中世には、勇気と行動力が授かるようにと、女性達は戦場に行く夫・恋人に一枝のタイムと蜜蜂を刺繍したスカーフを渡したという。
無事を祈り、刺繍を施し、手渡す思い、時代が違っても人種が違っても、その気持ちは心にすーと、じーんと痛く感じる。

ハーブを好きになったきっかけは、このタイム。
時代を超えて、国を超えて、このタイムを味わったり、香りを楽しんだりした人々を感じ、時間と空間がフッと無くなる、そんな感覚を覚えた最初の出会い。

タイムは、妖精が好む草とも言われる。
「妖精に会うためのステキな方法1600」にも取り上げられる。
聖なる魅力的なハーブのトップに、中世ヨーロッパでは選ばれるほど。

コモンタイム
Thymus vulgaris L.

【薬効】
風邪(インフルエンザ)・頭痛・花粉症・湿疹・貧血・アレルギー性鼻炎・気管支炎・うつ病などの神経性の病気。
体全体の働きを良くし、食欲を増進させ、精神的な疲労をとる。
血圧を上昇させ、低血圧症を好転させる。

【利用法】
〈お茶〉 スプーン(小)一杯のタイムをコップ一杯の熱いお湯で煎じ、ハチミツ・レモン(お好みで) を混ぜる。1日に3杯。
〈美容〉 濃いタイムティーは、フケ防止のリンスとして。

他、体の節々の痛み、こり、筋肉痛、リューマチの痛みにお風呂に入浴剤としても。