2012年2月23日木曜日

洋種メハジキ

この草のちょっとした伝説。
昔、驚くほど長寿な住民達が住む村があった。その村へと流れてくる水は、この草の生える足元を通っていたと言う。

洋種メハジキ(モミジバキセワタ)   シソ科 メハジキ属
Leonurus cardiaca L.   俗名:ライオンのしっぽ

語源:ラテン・ギリシャ語
   Leunurus: leonus ライオン
   cardiaca: cardiacus(ギリシャ語 kardiaより)心臓

【薬効】
鎮静・鎮痙・神経系の強壮・利尿作用などがある。
心臓疾患(心悸亢進)・月経促進・出産・更年期(特に神経性)などに利用される。
不安・心配・神経症・不眠などに有効。

【利用法】
〈お茶〉カップ1杯に対してスプーン1杯の花穂を。熱湯に10分浸し置く。
    その後漉して、お好みで蜂蜜で味付け。1日に2~3杯。食間。

≪注意≫
妊婦(分娩を早める)・授乳中の女性・幼児、また医者にかかっている高血圧の人や心臓疾患の人は利用を避ける。

2012年2月1日水曜日

ヒメムカシヨモギ

北米先住民のハーブとして、多くの部族が下痢・内痔核・月経不順の治療薬として使用していた。

ヒメムカヨモギ  キク科 イズハハコ属
Erigeron canadensis L.

語源:ギリシャ語
   Erigeron: er 春、 geron 老人
   (この草に生えるうっすら白い軟毛から)

【薬効】
収斂・抗炎症・利尿作用がある。
体内に溜まった過剰な尿酸を排出してくれ、痛風の治療に利用される。
尿結石の場合にも、利尿作用として効く。

【利用法】 花
〈お茶〉カップ1杯にティースプーン1杯の花。
    熱湯に10分浸し、その後漉す。お好みでハチミツで味付けを。
    1日に3杯。(食事中以外で)

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児は利用を避ける。