2011年10月3日月曜日

ヒソップ


花言葉は『清潔』。
ヘブライ人の聖なるハーブであり、聖書に身を清める儀式に関係していた事が書かれている。
「ヒソップを持って我を清めたまえ、さらば我清まらん」(詩篇51-7)

またユダヤ教にも”聖なるハーブ”として大事にされていた古くから伝わるハーブ。
中世には、厄除けや魔除けとして家の中に吊るされていたと言う。

ヒソップ                シソ科 ヤナギハッカ属
Hyssopus vulgaris L. 又は Hyssopus officinalis L.  俗名:聖なるハーブ

語源:
Hyssopus: ギリシャ語のhyssopos ← ヘブライ語のezob ヒソップ
ラテン語 vulgaris: 普通の、広く分布する

【薬効】
気管支疾患(気管支炎・インフルエンザ・咳など)に有効。
また食欲不振・消化不良などの際に健胃作用として良い。

外用:花つきの全体を切り傷や打撲に。

【利用法】 葉・花
〈シロップ〉1Lの熱湯に100gのヒソップを浸し、それを冷ます。
      その後、漉して、透明なガラス容器に入れ、
      1600gの砂糖を加え湯煎にて温める。
      沸騰直前で火を止め、それを冷ます。1日にスプーン4~6杯。

〈扁桃腺〉1Lの湯に葉・花50gを10分浸し、漉したものでうがいを。
    声のかすれ、歯茎の炎症・喉の疾患にも。

〈料理〉脂肪分の多い肉料理・生臭い魚料理に香りを良くし、消化促進として使われる。
    シチューやソースの香付けにも。
    新鮮な花・葉はサラダにフルーツに。
    アップルパイや洋ナシのシロップ煮に加えると一層風味を増す。

〈ガーデニング〉キャベツと混植すると、チョウを防ぐ効果がある。
        ブドウと混植すると、実つきを良くする。

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