2010年5月20日木曜日

西洋トチノキ(マロニエ)

原産地は、バルカン半島。より正確にはトルコ。
中世の騎士志願者が、17世紀の初めにコンスタンチノープルからフランスにもたらしたと言われる。

西洋トチノキAesculus hippocastanum L.              トチノキ属・科

語源:ラテン語。 
aesculus: 神々の王で天界の最高神であるジュピターに捧げられた食用どんぐりのコナラの木。 hippos: 馬 

【薬効】
解熱・血管収縮作用・静脈の強壮などの効果がある。
この木の皮は、痔や静脈瘤などの場合に、毛細血管の耐性を高め、その浸透性を減少させる。
動脈硬化・卒中・心臓発作・循環器系機能低下・静脈炎などにも効く。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児、また、腎臓に疾患のある人は使用避ける。
過剰摂取は、不安・頭痛・半睡状態での精神の錯乱などを引き起こす可能性がある。
また、消化吸収する際に、胃腸のトラブル・吐き気・腹痛・下痢を引き起こす可能性もある。
この木の実は、有毒である。

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