2010年6月15日火曜日

西洋夏雪草

花言葉は、『魅せられて』。
アーモンドの香りがする清楚な花。
蜂蜜酒の香り付けに利用されたり、ハチミツで味付けし冷やした西洋夏雪草のハーブティーも有名。風邪気味で熱っぽい時に、ぴったりのハーブティー。

1899年頃、Bayer製薬という製薬会社は、この植物の活性成分であるサルチル酸からアスピリンを合成した。

西洋夏雪草     シモツケ属・バラ科
Spiraea ulmaria(Filipendula ulmaria)     俗名:雄ヤギのヒゲ

語源:ギリシャ語から Spiraea: 渦巻状の(実が螺旋状の形態を思わせることから)
   ラテン語から  ulmaria→ ulmus: ニレの若木

【薬効】
抗炎症・浄化作用・解熱・利尿などの効果がある。
植物性アスピリンと呼ばれ、鎮痛・抗炎症・利尿の効用と同時に、リューマチのような関節の痛みの治療にも利用される。
皮下脂肪・痛風・水腫症・リューマチを引き起こす過剰な体内組織の負担(尿酸・水分・脂肪・毒素)を排除してくれる働きがある。
痩身治療に理想的な植物でもある。
体の節々の痛み・風邪・悪寒などの時の解熱剤ともある。

【利用法】
〈お茶〉カップ1杯に花の先端をティスプーン1杯。熱湯で10分煮出す。
その後、花を取り出しハチミツで味付けをし、1日に3杯。食間に。

〈鎮痛剤〉葉と花の煎じ液をガーゼに浸し患部に。

〈強壮剤〉赤ワイン1Lと葉・花を100g加え、煮立てて漉す。食前酒として毎食1杯。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児、またアスピリンにアレルギーのある人は使用避ける。
血液の流れを良くする作用がある事から、血友病の人も使用を避ける。
過剰摂取は、心臓の障害を引き起こすことがある。

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