2010年10月19日火曜日

クマツヅラ

花言葉は、『魔法』。
古代ローマ人は、このクマツヅラに魔力があるとして、「愛と美の女神ヴィーナスの草」と呼んでいた。
愛の炎を再び燃やすのに適したものと信じていた。
新年、元日には、幸福をもたらすとして、クマツヅラの花束を贈っていた。

クマツヅラ              クマツヅラ属・科
Verbena officinalis L.

語源:ラテン語。 verbena: クマツヅラ
   ケルト語。 ferfaen: クマツヅラ

【薬効】
鎮痙・鎮静・消化促進・発汗・利尿・乳分泌促進・子宮の刺激作用・通経などの効果がある。
精神消耗・うつ病・病後の回復期・喘息・偏頭痛・黄疸・乳分泌促進に内服する。

外用として、傷・湿疹・ただれ・神経痛・歯肉炎に有効。

【利用法】 利用部位: 地上部
〈お茶〉カップ1杯に対し、ティースプーン1杯のクマツヅラの地上部を、熱湯に10分浸し置く。その後、葉等を取り出し、毎食後に1杯。

〈ローション〉1/4Lの水に、スプーン2杯のクマツヅラの地上部を、10分間沸騰させながら煎じる。その後、草等を取り出し、冷ます。

〈うがい薬〉乾燥葉を浸出させた液で、喉の痛みがある時に。

〈お風呂〉煎じた液をお風呂に入れて入浴すると、神経疲労を和らげ、リラックス効果。

≪注意≫
妊婦・幼児は使用を避ける。
妊娠中は勧められないが、分娩中の子宮の収縮促進に使用される。

0 件のコメント:

コメントを投稿