2010年3月2日火曜日

ニンニク

中世ヨーロッパのある諺に、「悪いものを追い払いたければ、ニンニクを植えよ。」というものがある。
ニンニクは、その匂いにより、古くから良い意味にも悪い意味にも解釈されてきた。
とても古い歴史を持つハーブの1つで、ツタンカーメンのお墓からも発見されたと言われる。

ニンニク
Allium sativum L.       俗名:貧しい人々の薬

語源:ラテン語。  Allium: ニンニク, sativum: ラテン語 sativusー耕作された、より。

【薬効】
抗ウイルス・抗バクテリア、血流を良くする、心臓のリズムを正常化する強心作用、血糖値・血圧・コレステロールを下げるなどの効果。
真の万能薬として知られ、風邪・インフルエンザ・気管支炎・百日咳・胃腸炎・赤痢、また細菌感染予防としても有効。
外用では、ニキビ・ウオノメ・肌荒れ等にも利用。

近年では、糖尿病の糖(グルコース)の代謝を下げ、動脈硬化の悪化を遅らせ、心筋梗塞患者の心臓発作の危険度を下げることが確認されている。

【利用法】
多くの肉・魚料理、又、野菜料理にも広く利用される。

〈コンパニオンプランツ:共に植えると相性の良い植物〉
     ニンニクとバラ:バラの香りを良くし、黒点病を防ぐ。
     ニンニクとキュウリ:つる割れ病を防ぐ。
     ニンニクとナス・トマト:青枯病・立ち枯れ病を防ぐ。
    
    桃やりんごの木とも相性が良い!
    ニンニク自体にアブラムシを防ぐ効果がある。

〈病害虫予防スプレー〉ニンニク入り木酢液
   木酢液1Lに、ニンニクすりおろし200gを3~6カ月漬ける。
病害虫:ウドンコ病・べと病・サビ病・炭そ病・黒星病・輪もん病・アブラムシ・ハダニ・マメコガネに効く。
  
≪注意≫
胃炎に苦しむ人は利用をさける。
糖尿病で薬を服用している人は、薬との相互作用の点で、医師の助言必要。
妊婦・授乳中の女性・幼児、使用注意。
過度の摂取は、胃を痛め、尿道の炎症を引き起こす。


   

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