2010年4月3日土曜日

カラクサケマン


欧州原産の1年草。
ヨーロッパでは、よく道端・畑・庭などによく生えている雑草の1つ。
古代より、肝臓に良い効果があることで知られている。
花の咲き始めに、地上部全体を刈り取り、束にして吊るし、日陰で乾燥させ利用する。

カラクサケマン
Fumaria officinalis L.            俗名:黄疸に効くハーブ

語源:ラテン語。   
fumus terrae: 土から立ち上る煙・水蒸気・もや(のようなものを連想させることから)

【薬効】
胆汁の分泌&排出を促進・浄化作用などの効果がある。
肝臓・胆嚢の機能を改善し、利尿作用・緩化作用・消炎作用もある。
皮膚疾患(湿疹・皮膚炎など)にも内用・外用共に利用される。
外用として、結膜炎に有効。

【利用法】  地上部全体を利用
〈お茶〉コップ1杯に対し、ティースプーン1杯の地上部を。熱湯に15分。
その後、植物を取り出し、ハチミツで味付けを。
1日に2杯。食前に。服用は1カ月に1週間。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児は使用避ける。
過剰摂取、また8日以上の摂取は、眠気・赤血球の破壊・やせすぎなどの支障を引き起こす。
また、赤ワイン・タンニンとの服用は避ける。

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