2010年4月20日火曜日

ボリジ


砂糖菓子や飲み物に少し浮かべたりして、見ているだけで、この花の美しいブルーに魅了され、癒される。
コスメテッィク用品にもよく用いられているボリジ。
精神を高める効用もあると言われ、ボリジのシロップは、心を慰め、憂鬱を晴らし、取乱した又は気の狂った人を落ち着かせるという。

勇気の象徴としても扱われ、十字軍の兵士達は出征する時に、このボリジの花を浮かべた杯をかわしたという。

ボリジ        俗名:ミツバチのパン、牛の舌
語源: burra: 毛の多い衣服(毛の多い葉を指す)
またcor: 心臓 , ago: 追い立てる・動かす(この花に強心剤としての効用があることから)

【薬効】
美容・発汗促進・炎症を起こした組織を和らげる効果などがある。
かつては、咳・急性の経度の気管支炎を治療するのに使われていた。
美容として、老化防止などに利用されていて、肌を再生する力や乾燥肌・生気のない肌・疲れた肌に柔らかさ・弾力性・爽快感を与える。

【利用法】
〈料理〉生の花は、萼を取り、サラダやデザート・飲み物・砂糖菓子・ケーキなどに使う。
    若葉もサラダに利用できる。キュウリに似た香りがする。
    又、少し大きくなった葉は、フリッターにして鶏・魚料理のお供に。

〈お風呂〉葉の浸出液を浴用剤として利用する。
     肌をしっとりさせ、、むくんだ足を和らげる効果がある。

〈シロップ〉花のシロップは咳き止め・去痰に。

〈湿布〉する潰した葉は、打ち身・捻挫に。

≪注意≫
妊婦・授乳中の女性・幼児は使用避ける。
アルカノイドを含むことから、肝臓に疾患のある人も使用避ける。

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