2010年4月27日火曜日

クルマバソウ


とても心地よい香りを放つことで知られ、幾種かのタバコの香付けにも使われている。
葉が乾燥する時には、刈ったばかりの干し草の香りがする。

ドイツ・ベルギー・フランス・ルクセンブルグ・スイスなどの国のある地方では、5月になると伝統的なワイン
 ”マイトランク”を作るのが習慣。
白ワインに、この花を浸したもので、消化促進・利尿・強壮などの効果がある。

クルマバソウはアカネ科の植物。
アカネ科の植物は、染色に使われる植物でもあり、
このクルマバソウも根に赤い色素を含んでいる。

クルマバソウ
Asperula odorata L.( Galium odoratum L.)    俗名:森のスズラン、スイスのお茶

語源:ラテン語。  asper: きつい、激しい , odoratus: 香り

【薬効】
鎮静・消化促進・利尿・血行促進・強壮などの効果がある。
神経が高ぶったり・苛立ってる時、ストレスがたまっている時に、神経を和らげてくれる。
また、肝臓機能の促進・鎮痙・末梢血管強化・血液凝固抑制作用などもある。

血栓静脈炎・静脈瘤・胆道閉塞症・肝炎・黄疸・小児の不眠に内服。

【利用法】
〈お茶〉カップ1杯に、ティスプーン1杯の花。熱湯に10分浸す。その後、花を取り出し、ハチミツで味付けを。食間に1日3回。または就寝前に1杯。

〈料理〉花は、サラダ・デザートそして飲み物などに。
 
〈止血〉傷口の止血に、もんだ若葉を。

0 件のコメント:

コメントを投稿